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【プレスリリース】藤沢ゆかりの画家、塚本家の4人による展覧会開催

この度、「4人のつかもと仕事展 1903-2023」と題し、藤沢ゆかりの画家・塚本茂(しげる 1903-1983)、その長男・塚本惇(あつし 1936-2007)、三男・塚本実(みのる)、そして惇の長男、茂の孫・塚本元(はじめ)の「4人のつかもと」の作品を一堂に展示する展覧会を開催いたします。

1人目の「つかもと」、塚本茂は1903年、群馬県に生まれ、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後、県立湘南中学校(現湘南高校)の美術教師として藤沢市に移住し、多くの教え子を指導するとともに、帝展や文展に出品、また藤沢市美術家協会の創立に参加するなど、画家として教師として活躍しました。

もう1人は、茂の長男・塚本惇。1936年生まれ、多摩美術大学日本画科卒業後、美術教師となり、藤沢市の中学校、県立平塚盲学校で目を患いながらも教鞭をとり続けました。さらに父・茂の画業を支え、自らも個展などで作品を発表しました。

茂の三男・実は1942年生まれ、多摩美術大学絵画科卒業後、高校教諭を経て26歳の時に渡仏、パリ国立美術学校に学び、以降、フランス、東京、横浜、藤沢、前橋などで個展を開催してきました。現在もパリ在住。ル・サロン秀作賞、アンデパンダン展会員。画家として日本とフランスを行き来し、またフランスを訪れる多くの日本の画家や文化人たちに助力してきました。

最後の1人は、茂の孫、惇の長男・塚本元です。1973年生まれ、阿佐ヶ谷美術専門学校絵画科を卒業、同校の助手・講師を経て、現在は画家として作品を発表し、またデザイナーとしても、藤沢市アートスペースのロゴマークを作成するなど、さまざまなデザインワークに携わっています。シェル美術賞2008入選、塚本元デザインスタジオ代表。

本展覧会は、画家・塚本茂の生誕120周年、没後40年の節目に、この4人の縁の深い藤沢の地で絵画作品を展示します。デッサンやエスキースなど未発表の作品を含め、写真や過去の展覧会案内状、当時の新聞記事などさまざまな資料も展示いたします。実、元の作品は新作になります。1917年、中学生だった塚本茂は美術雑誌で見た画家・中村彝(なかむらつね)の「エロシェンコの像」に心を動かされ画家を目指しました。それから世代を経て現在まで、4人のつかもとが追い求めた「絵の魔法」の魅力を本展から感じ取っていただけたら幸いです。

展覧会名:
4人のつかもと仕事展1903-2023

案内状リード文:
1917年、少年は「絵の魔法」に魅せられた。画家・塚本茂(1903-1983)、長男・塚本惇(1936-2007)、三男・塚本実、そして惇長男・塚本元。この展覧会では、3代にわたる画家の作品を通じて、彼らがどのような絵画に魅了され、どのような表現をしてきたのかをご覧いただけます。

出品作家:

  • 塚本 茂(1903-1983)
  • 塚本 惇(1936-2007)
  • 塚本 実(1942-)
  • 塚本 元(1973-)

会期:
2023年5月20日(土)~2322日(月)・5月26日(金)~28日(日)

※前半の会期23(月)は22(月)に訂正いたします。失礼いたしました。

11:30-18:00(最終日は17:30 17:00まで)
※23(火)・24(水)・25(木)は休廊

会場:
ギャラリーgineta(ジネタ)
251-0052
藤沢市藤沢1055
090 5583 9875(会期中)

以上

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